文部科学省は、現在進められている「次世代スーパーコンピュータ」(いわゆる 「京速計算機」)の計画推進において、同システムをどのように共用していくか について、パブリックコメントを求める作業を、平成20年3月末日を締め切り として行いました。
情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング研究会としては、このシス テムの構築及び運用は、我々の研究分野に深く関わるものと捉え、何らかの提言 をパブリックコメントとして文部科学省に提出することにしました。この作業の ため、平成20年1月に開催された、ハイパフォーマンスコンピューティング研 究会主催によるHPCS2008シンポジウムにおいて「特別パネル:次世代スー パーコンピュータの利用に関する提言」 を企画し、これまで研究会に対する貢 献の大きい5名のパネリストと研究会主査をモデレータとする、パネルディスカッ ションを行いました。また、会場からの質疑も含め、最終的なドキュメントをま とめました。
当初、ドキュメントの原案をさらに研究会登録会員に公開し、さらにコメントを 求めた上で最終版とする予定でしたが、限定された会員に情報を開示する方法が 困難であり、やむを得ず、パネリスト及び主査によって案をまとめました。皆様 には事前にこれを公開することができず、申し訳ありませんでした。
平成20年3月31日に文部科学省に提出したドキュメントをここに公開致しま す。ぜひお読み頂ければ幸いです。
『特定高速電子計算機施設の共用の促進に関する基本的な方針』 に関する意見